カフェみくみく

まったりと生きる。時には忙しく時にはのんびりと。家事が好き書くことが好き。

天上大風。

がらんとした父の部屋に行った。
慌てて来た弟が寝た、マットレスや毛布が敷きっぱなしだった。
私は、父の脱いだ服を片付けて、良寛和尚の「天上大風」と言う額と、安藤栄作さんの狛うさぎを大きな黒い鞄に入れた。
父のデスクの上には、般若心経と徳川家康の訓戒が貼ってあった。
私は思った。
たとえ、父がいなくなっても、父の教えてくれたことが私の中に脈々として生きていると。

空が高く、どこまでも果てしない風が吹いている。

 


椎名林檎 - 自由へ道連れ from 真空地帯