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カフェみくみく

まったりと生きる。時には忙しく時にはのんびりと。家事が好き書くことが好き。

芸術なんていらないよ。

この記事にはちょっと考えてしまった。
人間とは何であるか。死ぬとはどういうことかについて、思考をめぐらすのが小説の役割である、と高村さんは言う。
同じような言説は、現代詩に関しても沢山沢山、未だにあると思う。
「これが詩である」あるいは「これは詩ではない」云々。
だけど、私個人が勝手に思うのは、もう芸術って言う概念とかその存在自体が、そもそも古くないか?
活字芸術と言うのは、そもそも近代社会に余裕ができて、紙と言うものが大量生産されて、
それに書かれた物語を読んで、暇をつぶす有閑階級ができたからだ。
まぁ、いろんな意見はあるとは思うが、私自身はそんなものを、少なくとももう書きたくもないし、必要ともしていない。
何故ならば、ここで高村さんがいみじくも書かれているように、私は生き延びるので精いっぱいだからだ。
今、世界は第二の暗黒の中世のような時代に突入しつつあると、私は思っている。
極々一握りの人間たちが、富を独占し、大多数の人間は死ぬまで働いて働いて倒れて死ぬしかない。
それを、高村さんは「絶望である」と簡単に言うけれども、私はその絶望の中を毎日生きているのがむしろ、常態だと思う。
そこに何らかの光なり、希望が欲しいから私は文章を書いている。間違っても、芸術とやらを製作しているのではない。

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