カフェみくみく

まったりと生きる。時には忙しく時にはのんびりと。家事が好き書くことが好き。

視界

今日は落ち込んでいた。
ものすごく落ち込んで、とぼとぼ駅前を歩いていた。
ふと、詩会の大先輩が視界に入った。「あのう」と、声をかけると、
彼女は振り返って言った。
「今もたくさんあちこちに書いてるの?」
「はい」
「あなたの詩は、読んだ後心に残る。頑張ってね」
私は嬉しかった。
丸眼鏡をかけているのに、前がぼんやりして見えなくなるくらい嬉しかった。
私を、嫌ったりぞんざいに扱う人ばかりでは世の中なかったのだ。
私は、ぼやけた視界のまま、紫色のスニーカーで、踵から足を地面につけて真っ直ぐに歩いて行った。